心臓のはたらきとしくみ
心臓(ハート)-それは生命(いのち)に直結する臓器です。
もしも心臓が止まったら、全身の機能もストップしてしまう…。
心臓はそれほどまでに重要な、私たちの生命そのものにかかわる臓器です。
大切にケアするためにも、まず、心臓のはたらきとしくみから見直してみましょう。
心臓のはたらき
心臓は心筋と呼ばれる筋肉でできており、収縮と拡張を規則正しく行うことで全身に血液を送るポンプの役目をしています。
脳、肺、胃、腸、肝臓などすべての臓器は、血液によって運ばれてきた酸素や栄養分を受け取り、活動しているのです。
心臓が送り出す血液の量は、安静時で毎分約5∼6L(ペットボトル大・約3本分)、激しい運動を行ったときには20∼30L(同10∼15本分)にもなります。
心臓と血液循環のしくみ
心臓断面図のように、心臓は弁で仕切られた4つの部屋で構成されています。酸素を多く含んだ血液は、心臓の左心房、左心室から動脈を通って全身に送り出されます。二酸化炭素を多く含んだ血液は静脈を通り、右心房、右心室を経て肺に送られ、肺で二酸化炭素が酸素に交換されます。
心臓に栄養を運ぶ冠動脈
心臓が正常に働くためには、心筋にも十分なエネルギーが必要です。そのための酸素や栄養分を心筋に運ぶ血管が冠動脈(冠状動脈)です。冠動脈には3本の太い枝があり、心臓の周りを王冠のようにめぐっています。