ハートのつぶやき~夏到来!熱中症に注意!
2008年08月01日
昼間は蝉の鳴く声、夜は蛙の合唱。こんな“夏の声”を聞きながら過ごした夏の日はいつの頃だったか。ビルと舗装で覆われた地表面の増加により、都市部を中心にヒートアイランド現象が進み、「マンホールの上で目玉焼きが焼けるのでは?」と思うほどに暑い都会で過ごす今日この頃。さて、今月は、暑い夏の日に注意したい“熱中症”のおはなし。
熱中症とは、暑熱環境下でおこる体の不調で、多くの場合複数の症状が重なり、その重症度によってⅠ~Ⅲ度に分類されます。主な発症事例としては、熱波により主に高齢者に起こるもの、高温環境で幼児に起こるもの、暑熱環境での労働で起こるもの、スポーツ中に起こるものなどがあります。また、最近では、冷房の効いた室内で過ごすことが多いため、汗腺の働きが鈍くなり、うまく熱調節ができていないという報告もあります。厚生労働省の調査によると、気温別、時間帯別、年代別の熱中症による死亡災害発生状況をみると、30度以上の高温、午後2時~午後4時の時間帯、30代、50代の年代に多発しているそうです。熱中症は、症状を放置すると、短時間でも事態が急変することもありますので、注意が必要です。また、室内でも熱中症を発症するケースがあるので、油断はできません。
【熱中症の症状と重症度分類】
○Ⅰ度(軽症度):
めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、多量の発汗
○Ⅱ度(中等度):
頭痛、不快感、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
○Ⅲ度(重症度):
意識障害・痙攣・手足の運動障害、高体温
ここで、万一、熱中症になった場合の対処法をご紹介します。まず、めまいなどⅠ度の症状が表れた場合は、すぐに水分と塩分を補給しましょう。更に症状が進み、吐き気や倦怠感などⅡ度の症状が表れた場合は、水分と塩分の補給に加えて、涼しい場所に横向きに寝かせて、風を当てるなどして身体を冷却させましょう。症状が改善しない場合には、自己判断せず、医師に診てもらいましょう。また、意識障害や痙攣などⅢ度の症状が表れた場合は、緊急を要しますので、救急車を呼ぶと同時に応急処置をしましょう。
暑い夏の日、くれぐれも熱中症に注意して、お過ごしください!
【意識障害が起こった場合の応急処置】
○涼しい所で、足を高くして横向きに寝かせる
○水分補給をする
○熱を下げる処置をする(首筋や脇に濡れタオルを当てる、手足に水をかける、うちわであおいで風を当てる)
■関連リンク:
熱中症保健指導マニュアル
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html