年越しそばで、今年に感謝!来年も元気に!!
2008年12月01日
あっというまの師走。この一年はどんな年だったでしょうか?良いことも悪いことも“行く年、来る年”。この一ヶ月をしっかり乗りきって新しい気持ちで新年を迎えたいですね。さて、その年の最後の日になるのは大晦日。大晦日といえば、そう、年越しそば。そこで今回はそばの話。と、その前に、そもそもなぜ大晦日にそばを食べるのか?「寿命や家運がそばのように細く長く続きますように」という願いを込める、というのが一般的な説。ですが、これ以外にも、そばが切れやすいことから一年の厄や苦労を切り捨てて来年に持ち越さない、とする説や、金銀細工師が飛び散った金粉をかき集めるときにそばの団子を使ったことから金運を上げる、というものもあります。
そばが注目される秘密はなんといってもその栄養価。食物繊維の“ヘミセルロース”が含まれているため、便秘解消に一役買います。また、“畑の牛肉”といわれるほどタンパク質が豊富。体重やおなかの周りが気になる方は、お肉の代わりに摂取するのもいいかもしれませんね。そして、「ルチン」。ルチンとは、ポリフェノールの一種で蕎麦の実に多く含まれているもの。特徴として、①毛細血管や血管の膜に厚みと弾力を持たせることで高血圧を予防する、②血圧を下げるはたらきがあり、心臓病や脳血管障害を予防する、③すい臓に障害をもたらす物質のはたらきを弱めることで、すい臓機能を活性化し、糖尿病を予防・抑制する、④脳の細胞脂質が酸化することを防ぎ、脳細胞を活性化され、記憶力が向上するはたらきがある、といったようなものです。
さて、この蕎麦。日本だけのものかと思いきや、なんと世界中で食べられているとのこと。蕎麦の総生産量が世界1位、そして消費量も世界1位というロシアの代表的なそば料理はカーシャ。挽き割り蕎麦を塩味に仕上げたおかゆで、ロシアの代表的な家庭料理。暖まりそうですね。中国南西部の四川省、雲南省の山岳地帯はそばのルーツとして有力な地域。ヘイロと呼ばれる内モンゴルの押し出し蕎麦は、練ったそば粉をヘイロといわれる器具を用いて押し出し、ゆでた麺に具入りのスープをかけて食べるもの。場所は飛んでフランスは北西部のブリュターニュ地方。年間を通して晴れの日は殆どなく、酸性の強いやせた土地という中で、育てることができたのが、サラザンと呼ばれるそば。このサラザンをクレープ状にして食べるガレットは、そば粉に水と塩を混ぜ合わせ、目玉焼き、ハム、チーズなどを包んだ代表的な料理。ガレットが料理であるのに対し、小麦で作られるデザート用のものをクレープと呼んで分けているとのこと。またイタリアでは、12世紀に十字軍がイスラム圏からそば粉を持ち帰ったことから、そば料理が始まったといわれ、今でこそ、主食は小麦粉へと切り替わっているものの、そば粉とジャガイモのニョッキなどかつては家庭料理の主軸。いまでも地方の家庭にいくとお目にかかることができるのが、ピッツオッケリと言われるひも皮状のパスタ。短めのパスタで、味、色ともに日本のそばにそっくり。キャベツやチーズと一緒に食べるもので食感がたまらなく良いとのこと。
今年の大晦日は、いつもの年越し蕎麦にひと工夫してみるのも良いかもしれませんね。
なにはともあれ、今年一年、ご愛読ありがとうございました。来年もハートケア情報委員会を宜しくお願いいたします!
■外部リンク:
そばの散歩道
http://www.nichimen.or.jp/
めん雑学辞典
http://www.shimadaya.co.jp/knowledge/soba.html