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梅雨なのに水無月!? 気温の変化は心臓病にも気をつけて
 

2011年06月01日

6月はどうもさえない天気が続く一ヶ月。別名「水無月(みなづき)」と言われますが、こんなに雨が降るのに水が無い!?と不思議ですよね。

水無月と呼んでいたのは、旧暦でのこと。現在の新暦で言うと6月下旬から8月上旬にあたり、照りつける太陽を思えば“水無月”というのも分かりますね。ただ、水無月と呼ばれるようになったのには諸説あり、田んぼに水を張る時期であることから“水張り月(みずはりづき)”が“水月(みなづき)”と短縮されたとするものや、“無”は“の”の意味で、“水の月”とする説もあるようです。いずれにしても、春から夏に変わるこの時期、水や雨は生活に密接に関係しており、昔から人々の関心の的であったのでしょう。

さて、そんな雨の季節に欠かせないのが傘。6月11日の入梅(にゅうばい)にあたる日を「傘の日」としているようですが、この時期はいつ降りだすか分からないこともあり、傘は毎日手放せないですね。

日本に最初に傘がもたらされたのは、古墳時代の頃とされています。現在のような雨の日に使う実用目的ではなく、仏教の儀式用の道具として、当時の百済(くだら)より献上されたようです。和傘は紙や竹の技術の向上によって進化していき、室町時代には和紙に油を塗ることで防水性が向上しました。一般に広く普及するようになったのは、さらに技術が進んだ江戸時代になってからのようです。さて、そんな和傘に大きな変化をもたらしたのが、今日、私たちが使っている洋傘。洋傘は、19世紀初頭に長崎に入ってきたのが始まりとされています。和傘は蛇の目傘などデザインにおいて粋なものもありましたが、竹や紙でできているため重く、また、傷みやすく管理が難しかったため、日常的に使う物としては不便があったようです。そして、折しも時代が明治という西洋文化を日本が一気に受け入れた時期でもあり、徐々に洋傘に押されていった模様。安価な輸入物のビニール傘などの普及により、今でこそ使い捨て製品のようになっている傘ですが、かつては舶来品として高級品扱いされていたのだそうです。日本でもほんの十数年前までは、傘の修理屋さんが街のいたるところにありました。色とりどりの傘を楽しむことも少なくなりましたが、それでも素敵な色やデザインの傘を見かけると、雨の日に明るい気分になれますね。

さて、この梅雨の時期は意外にも、日ごとあるいは時間帯によって気温の変化が激しいもの。これは寒さや暑さが続くより、心臓にとって負担となるものなのです。暑いからといって油断して薄着で外出せず、調整できる羽織物を一枚持って出かけると安心です。そうそう、“水”は“無”くても梅雨の時期ですから、外出には傘をお忘れなく!

■外部リンク:
梅雨News
http://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/sp/tuyu/tuyu.html

洋傘の歴史
http://www.jupa.gr.jp/culture/rekishi/rekishi.html

■関連リンク:
第27回 心臓病の原因の一つ 血栓の仕組みとは?|ドクターズコラム|ハートケア情報委員会
http://heartinfo.jp/column/article/post_20.php

第29回 寝苦しいこの時期 心臓病対策は脱水に気をつけて|ドクターズコラム|ハートケア情報委員会
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